板金部門(平塚工場)

部門紹介

NC設備による鉄板穴あけ、曲げ加工と、熟練工によるアーク・TIG溶接作業を行っています。機械による薄板の正確で効率的な加工と、薄板~厚板溶接部分の溶け込み具合や歪の発生を加味した手作業との組合せにより、様々な製品加工を可能にしています。

所在地

〒511-0273
三重県いなべ市大安町平塚1175

敷地面積

3,760平米

工程紹介

図面検討工程(CADデータ作成)

客先より問い合わせをいただいた物件について、NCTプログラムの作成を行います。同時に、使用材料の検討(材料コスト含む)、工数の算定を行います。

切断・穴あけ工程

シート状鉄板の切断、穴あけを行います。NCシャーリングは6mm厚以下の鉄板を設定寸法に切断します。NCタレットパンチプレス(以下タレパン)は、CADで作成されたプログラムに従い、内蔵された複数の金型(当社の場合、最大72セット)を自動交換しながら、規定位置に穴あけを行います。

曲げ工程

鉄板を上下の金型で挟み込む事によって曲げ加工を行います。かける圧力を調整する事で、直角、鈍角、鋭角曲げを可能にしています。曲げる位置の調整は、バックゲージと呼ばれる付当てに、鉄板を押し当てて行います(NC制御は、このバックゲージの位置決め等に使われています)。材料やロットによって必要な圧力が異なるので、作業担当が必要に応じて調整・確認しながらの作業となります。

溶断工程

シャーリング、タレパンで加工不可能な厚板を切断、穴あけする為の工程です。可燃ガスと酸素を混合して火を付け、高圧で材料に噴き付けながら、その熱で溶かすことによって鉄板を溶かし切ります。プレス程は精度が出ず、ドロス等が発生し、加工断面はきれいではありませんが、50mmの鉄板も加工が可能です。

部品加工工程

子部品を製作します。長尺材切断(ノコ盤)、チャンネル鋼等の穴あけ加工(アイアンワーカ)、切削加工(フライス)、各種穴あけ(ボール盤)、その他の加工をして、付属部品を作成します。

溶接工程

スポット溶接は、薄い鉄板を重ねて圧力をかけ、それに高電流を流す事によって生じた抵抗熱で鉄を溶かして溶接するものです。スタッドボルト溶接も原理は同じで、導体のボルトを鉄板に押し付けて高電流を流す事によってそのボルトを溶接します。溶接に適した状態を作る為に、流す電流値、通電時間、圧力等を設定して加工を行います。通常の溶接に比べると作業者が変わっても条件が揃え易く、加工速度も速いのが特徴です。

検査工程

完成した製品は、出荷前に所定の検査を実施します。測定具は随時校正をかけ、適正に管理された道具によって、必要部分を検査します。

主要設備

シャーリング

鉄板を裁断する機械です。板厚4.5t、長さ4mまでの切断が可能です。NC制御により、切断の位置決めを行います。

タレットパンチプレス

プログラムに従って、多数の金型を自動で交換しながら鉄板に穴あけ加工をします。板厚4.5mm、大きさ5"*10"(つかみかえ機能を使えば無制限)まで加工可能。加工の自由度が大きく、小ロット生産に向いています。

プレスブレーキ

鉄板の曲げ加工を行います。板厚と加工長により、必要トン数や設定が変わりますが、現在では加工長4m以内、板厚20mm未満の加工(45t以内)が可能です。

ガス溶断機

高圧燃焼ガスと酸素による高温の炎による熱で厚い鉄板を切断します。特性上、高精度の切断は不向きですが、厚板(50mm程度まで)の溶断が可能です。

ノコ盤

長尺材、厚物材料の切断に使用します。加工に時間は要しますが、比較的きれいな切断が可能です。

アイアンワーカ

小型のセットプレスで、長尺材、厚物の穴あけ加工に使用します。多数の金型で、汎用性のある加工を実現しています。

スポット溶接器

間的に大きな電流を流し、その際に発生する熱によって、2枚の鉄板を溶接します。作業自体は難しくありませんが、加工対象は薄板のみとなります。

溶接作業(定盤)

アーク溶接を行う場所です。溶接には精度確認、歪の除去等が必要で、通常、作業はこの定盤の上に材料を置いて行います。

ラジアルボール盤

大型、長尺のワークに正確に、大口径の穴をあける為の設備です。口径の大きいドリルは、低速回転での加工が求められるので、速度調整機能があります。

製作実績

ダクト

鉄板溶接構造のダクトです。穴あけはタレパン、溶接は手作業なので、小ロット生産が基本です。

厚物加工品

溶断機による切断、その後の仕上げ工程を経て作成させる製品です。溶断品は高い精度は出せませんが、丈夫で強度のある製品が製造可能です。

大型制御盤用扉

5*10の定尺板加工が可能なNCTを使い、このような大きな製品加工も可能です。

厚物製缶品

密閉度要求される大型の製品も溶接加工を行っています。

薄物鉄板加工品

NCTとプレスブレーキによる薄物鉄板加工も得意としています。

盤用小部品

外部業者と連携しての表面処理(メッキ、塗装等)も可能です。

大型筐体

大人が数名入れるような大型の筐体も製作しています。薄板でこのような大型の筐体を製作する際には、歪みを除去しながらの作業が必要とされます。